あなたが持っている商品はどんなものでしょうか?
天然酵母のヘルシーなパン?
高級感があるのにリーズナブルなネイルサロン?
中学レベルの英語力からビジネスレベルに押し上げるオンラインの英語教材?
物販でも、形のないサービスであっても、
商品のレベルが価格に見合わない貧相なものであれば、当然ながら売れません。
商品は「良いもの」である必要があります。
ただし…
「やっぱり、商品をもっと良くしないと、売れないんだ」
と、商品の改良にばかり目が向いていたら、売り上げはいつまで経っても立ちません。
「有機栽培の高い小麦粉にしたら売れるんじゃないか」
「サロンの内装をもっと可愛くしないと」
「有名外人タレントをCMに使おうか」
もちろん、どれも悪くはありません。
十分な予算があって、ものすごく時間と人手があるなら、です。
でも、実際は、ほとんどの場合、商品が売れない理由はもっと単純です。
「お客様がその商品を知らないから」
なのです。
お店に商品を並べるとしたら、
商品は棚の目立つところ、お客様の目線に近いところに置かなくてはなりません。
それがなにに使う商品であるか、わからなくてはなりません。
値段がわかりやすく書かれていなくてはなりません。
そうした当たり前のことが、実はできていないことが、とてもとても多いのです。
商品そのものに気を取られすぎて、商品をああでもないこうでもないと眺るばかりで、
お客様がそれを見つけやすい工夫ができていなければ、買いたくても買うことはできません。
まず「知ってもらう」こと、「知ってもらう」努力を怠らないこと。それが販売者としての最初のマナーです。
「とんでもない。広告費もかけたし、SNSへの投稿も毎日していますよ!」
あなたはそうおっしゃるかもしれません。
だとしたら、あなたがお金をかけて、一生懸命商品を並べている商品棚が間違っていないか、見直しをする必要があります。
おしゃれなネイルサロンを構えるなら、サラリーマン向けの飲み屋街ではなく、洋服屋さんやカフェ、美容院などの多い通りが良いですよね。
その商品を「欲しい」と思ってくれそうな客層が好む場所を見つけ、集中的にアピールしていくべきです。
では、次の質問です。
あなたの商品を好みそうなお客様は、どんな人ですか?
これが「ペルソナ」の話です。次回はペルソナについて話しましょう。